大谷翔平のHRに大激怒「いい打者だからこそ」 マスク越しに感じる異次元の打撃

35号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
35号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

トレビーノは2018年から打者・大谷と対峙「今年の活躍は特別だね」

■エンゼルス 4ー3 ヤンキース(日本時間18日・アナハイム)

 百戦錬磨のオールスター捕手も、かなり悔しかったようだ。エンゼルスの大谷翔平投手が17日(日本時間)の本拠地・ヤンキース戦で放った35号2ラン。マスクを被っていたホセ・トレビーノは打たれた瞬間に被弾を確信して“激怒”。一夜明けても悔しがった。

「いい打者だと分かっていたからこそ、打たれたくなかった。だから、がっかりしたよ。あの場面では打たれたくなかった」

 トレビーノは大谷と同じ2018年にレンジャーズでメジャーデビュー。同地区のエンゼルスに所属する大谷とは何度も対戦してきた。昨年4月にヤンキースへ移籍してオールスター戦に初選出。捕手部門のゴールドグラブ賞を初受賞するなどしたが、打者・大谷の進化には一目を置いていた。「毎年成長しているよ。今年の活躍は特別だね。素晴らしい選手だから、とても尊敬しているよ」。

 8月1日(同2日)のトレード期限が迫っている。大谷がヤンキースへのトレード移籍する可能性が取り沙汰されている。「実現したら素晴らしいことだ。このクラブハウスでも尊敬されているし、リーグ全体でもそうだ。でも、噂話だからね。何が起こるか分からない」というが、レンジャーズ時代に有原航平(現ソフトバンク)とバッテリーを組むなど日本人に親しみがある。「日本語を話せたらいいな。練習しようかな」。日本人選手にとっては良き理解者だ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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