大谷翔平が迫る「400」の快挙 22年未踏…拭い去る“ステロイド時代”の金字塔

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

2001年に4人が達成して以来、誰も辿り着いていない400塁打

 大谷翔平投手が、メジャーリーグの負の歴史を象徴する記録に辿り着こうとしている。18日(日本時間19日)に本拠地で行われたヤンキース戦で三塁打を放ち、塁打数は246となった。これを162試合で換算すると415。シーズン400塁打は、2001年を最後に達成されておらず、22年ぶりの快挙となる。

 塁打とは、安打、二塁打、三塁打、本塁打で打者が踏んだベースの数を合計した指標のことだ。単打を1、二塁打を2、三塁打を3、本塁打を4で計算する。塁打を打数で割ると長打率となり、多ければ強打者の証となる。大谷はシーズン415塁打ペースだが、400以上に辿り着いたのは過去29度しかない。

 そして面白いことに、その多くが“ステロイド時代”に記録されている。バリー・ボンズが73本塁打を放った2001年には、4人も達成者がいたが、それ以後はアンタッチャブル状態。昨年62本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手でも391だった。大谷がついに、この“負の記録”を更新するのだろうか。

(Full-Count編集部)

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