藤浪晋太郎、新天地での起用法は? 盤石の方程式も…必要だった「橋渡しする存在」

オリオールズへトレード移籍した藤浪晋太郎【写真:ロイター】
オリオールズへトレード移籍した藤浪晋太郎【写真:ロイター】

守護神のバティスタ、8回のカノは盤石、その周りを支える役割になるか

 アスレチックスからオリオールズへトレード移籍した藤浪晋太郎投手は、新天地でどのような起用法になるのだろうか。地区優勝、そしてポストシーズン争いの真っ只中にあるチーム事情から占ってみたい。

 オリオールズは19日(日本時間20日)に本拠地でのドジャース戦に8-5で勝利し、ア・リーグ東地区の首位に浮上。リーグ15球団でもトップの勝率.611をマークしており、9年ぶり地区優勝、7年ぶりポストシーズン進出へ視界良好だ。

 守護神はフェリックス・バティスタが務める。今季は42試合に登板し、4勝1敗26セーブ、防御率1.00。45イニングで88奪三振と圧倒的。8回にはバティスタとともに球宴に選出されたイェニエル・カノがおり、勝利の方程式は盤石だ。

 そのほかには40試合で防御率2.70のダニー・クーロム、43試合で防御率3.69のマイク・ボーマンらがブルペンを担っている。MLB公式サイトは藤浪の獲得を伝え、「オリオールズは先発投手からバトンを受け、球宴コンビのカノ&バティスタへと橋渡しをする存在として、勝負どころの場面で投げる救援投手がもっと必要だった」と評し、クーロムとバウマンの左右救援コンビと並ぶ立ち位置にいることを示唆した。

 藤浪は、ここまで34試合に登板して5勝8敗、防御率8.57。しかし、7月は2勝1敗、防御率2.25と別人のような安定感を見せており、貴重な戦力として獲得に動いたのは間違いない。まずは、強力な勝ちパターンの周りを支える役割になるだろう。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY