エ軍に救世主、遅れてきたドラ1が“覚醒” メジャー屈指の打撃…アラエス超え「.444」

エンゼルスのミッキー・モニアック【写真:ロイター】
エンゼルスのミッキー・モニアック【写真:ロイター】

25歳のミッキー・モニアックがメジャーでも上位の打撃成績を残している

 故障者に悩まされるエンゼルスに、希望の光だ。出場機会を増やしている25歳のミッキー・モニアック外野手が、メジャーでも屈指の好成績を残している。150打席以上の選手に絞ると、打率.331はメジャー4位、長打率.631は同3位、WRC+170は同4位の高水準となっている。

 2016年ドラフト全体1位でフィリーズに指名された超有望株だったが、故障などで苦しんだ。昨年8月にノア・シンダーガードとのトレードでエンゼルス入りするも、移籍後5試合目で左手中指を骨折する不運に見舞われた。しかし、今季は44試合の出場で打率.331、11本塁打、OPS.994。右投手相手の起用中心ながら好調を保っている。

 米スポーツ局「MLBネットワーク」は、放送の中でモニアックの成績を紹介。規定打席には届いていないが、150打席以上の選手の中で、打率.331がメジャー4位、長打率.631は同3位であることを伝えている。さらには得点への貢献度の高さを示す指標「WRC+」170でも同4位。まさに、エンゼルスの救世主と呼べる活躍だ。

 また、150打席以上の選手に絞り、MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」で検索すると、興味深い結果が出てきた。ストライクゾーン内の投球への打率.444は、メジャー1位。打率.376で注目を集めるルイス・アラエス(マーリンズ)ですら.392だから、すごさがわかるだろう。左投手との対戦も増えてくる終盤戦、真価が試されそうだ。

(Full-Count編集部)

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