大谷翔平の「戦う姿勢」…放送席が贈った“17秒の敬意” 諦めない心を称える絶叫と静寂

パイレーツ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
パイレーツ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

4本塁打を浴びながらもチームを連勝に導いた投球を高評価

■エンゼルス 8ー5 パイレーツ(日本時間22日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地・パイレーツ戦に「2番・投手」で出場し、7回途中6安打5失点で8勝目を挙げた。自己ワーストの4本塁打を浴びたものの、チームを4連勝に導いた粘りと闘争心のあふれるピッチングに、地元放送局も高評価。“絶叫”と“静寂”で、背番号「17」のピッチングを称えている。

 大谷は4回にソロアーチ2本、5回に2ラン、6回にもソロを浴び、いずれも本塁打で失点。それでも味方の援護点を守り切り、逆転を許すことはなかった。エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」の実況を務めるパトリック・オニール氏は、「5失点していますが、闘争心は失われていません。彼(大谷)は戦い続けることを望んでいます」とマイクに力を込め、6回の最後の打者、エンディ・ロドリゲスをスライダーで空振り三振に切って取った際には、「彼の今持っている100%のベストピッチをしました。ショウヘイ・オオタニ、スゴイ!」と絶叫した。

 そして7回途中、1死を奪って降板する大谷に対し、解説者のマーク・グビザ氏は「戦う姿勢を見せたショウヘイ・オオタニを、ファンは評価をしています」とコメント。オニール氏も「素晴らしい歓声です。聞きましょう」と、自身の実況をCM入りまで17秒にわたって止め、スタジアムに響き渡る歓声をそのまま視聴者に届けた。

 バッティングだけでなく、ピッチングでも“諦めない”姿勢を見せてくれる大谷。その姿に勇気づけられるのは、ファンだけでなく地元メディアも同じようだ。

(Full-Count編集部)

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