アジア人内野手の“歴史変える”大活躍 韓国名手が打撃開眼…大谷に迫るメジャー3位

パドレスのキム・ハソン【写真:ロイター】
パドレスのキム・ハソン【写真:ロイター】

25日のパイレーツ戦で2発…打率.270、14本塁打、18盗塁、OPS.810の好成績

 パドレスの名手、キム・ハソン内野手が打撃でも覚醒を遂げている。24日(日本時間25日)に本拠地で行われたパイレーツ戦で、2本塁打を含む3打数2安打3打点の大暴れ。96試合に出場し、打率.270、14本塁打、18盗塁、OPS.810まで成績を上昇させている。

 韓国時代は6年連続で2桁本塁打と、強打の内野手として鳴らしたが、2021年にメジャー挑戦してからは守備の名手として、その地位を築いてきた。一方で、2021年は打率.202、8本塁打、昨季は打率.251、11本塁打と、打撃では大きなアピールはできていなかった。

 それが、今年5月以降は別人のように打っている。162試合に換算すると打率.270、22本、28盗塁、OPS.810。さらに、米スポーツ放送局「ESPN」のWAR(総合的な貢献度)を見ると、守備でメジャー1位の「2.1」、合計でも大谷翔平(6.8)、ロナルド・アクーニャJr.(5.1)に次ぐ、「4.8」を叩き出している。

 アジア人の内野手では、過去に井口資仁(Wソックスなど)、松井稼頭央(メッツなど)、岩村明憲(レイズなど)やチェ・ジマン(パイレーツ)らが好成績を残してきたが、屈指の数字を残した選手はいなかった。「アジア人の内野手は活躍できない」との声も囁かれたが、その定説を覆す活躍を見せている。

【実際の映像】まさに強打者…美しいスイングからの豪快弾 キム・ハソンのこの日2本目の一発

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