藤浪晋太郎は「ファンタスティックだった」 ついに見せた“本当の姿”に指揮官絶賛

フィリーズ戦に登板したオリオールズ・藤浪晋太郎【写真:ロイター】
フィリーズ戦に登板したオリオールズ・藤浪晋太郎【写真:ロイター】

オリオールズ・ハイド監督「直球もスプリットもグレート」

■フィリーズ 4ー3 オリオールズ(日本時間26日・フィラデルフィア)

 オリオールズの藤浪晋太郎投手が25日(日本時間26日)、敵地で行われたフィリーズ戦で、2イニングを完璧に抑える抜群リリーフを見せた。一時勝ち投手の権利を手にするも、チームはサヨナラ負け。それでもブランドン・ハイド監督は試合後「フジナミはファンタスティックだった」と満足そうに笑顔を見せた。オリオールズの地元放送局「MASN」などが伝えた。

 2-2で同点の7回に2番手として登板。わずか7球で3者凡退に仕留めて笑顔を見せると、続投した8回も全く危なげなく3人斬り。2回計21球で、無安打3奪三振の快投だった。チームは8回に勝ち越し、藤浪に移籍後初勝利が転がり込んでくるかと思われたが、9回に暗転。新天地での白星はお預けとなった。

 指揮官は「ブルペン(で投げられる人員)が不足している試合で、アンビリーバブルな2回だった」と藤浪のマウンドを絶賛。「直球もスプリットもグレート。ストライクを投げ込んでいった。我々にとって非常に大きな2回だった。(2試合連続で失点した)レイズ戦では不運だったが、今夜は素晴らしい球を投げていた」と手放しで称えた。

 藤浪は移籍後初登板となった21日(同22日)のレイズ戦で1回1安打1失点、1奪三振無四死球。2戦目となった22日(同23日)の同戦でも2/3イニングを1安打1奪三振2四球2失点を喫していたが、ようやく見せた“本来の姿”にハイド監督は安堵していた。

(Full-Count編集部)

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