大谷翔平の電撃移籍は「大歓迎」 もらったバットを家宝に…愛溢れる23歳が日本語交え熱望

エンゼルス・大谷翔平(左)とDバックスのヘラルド・ペルドモ【写真:ロイター、Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(左)とDバックスのヘラルド・ペルドモ【写真:ロイター、Getty Images】

Dバックス・ペルドモは球宴で大谷に日本語でサインをお願いした「ゲンキスカ?」

 二刀流の躍動でメジャーリーガーからも絶大な人気を誇るエンゼルスの大谷翔平投手。ダイヤモンドバックスのヘラルド・ペルドモ内野手は11日(日本時間12日)のオールスター戦前に日本語でバットにサインをしてもらうように頼むエピソードで話題になったが、大谷愛を改めて表明。8月1日(同2日)のトレード期限で移籍先候補として報じられているダイヤモンドバックスへの移籍を熱望している。

 球宴の舞台となったマリナーズの本拠地、T-モバイルパークで三塁側のナ・リーグロッカールームから一塁側のア・リーグのロッカールームを訪問。ペルドモは日本語で大谷にサインをおねだりした。

「オオタニサンからもらったバットは使ってないし、絶対に使わないよ。ドミニカの自宅をちょっとした博物館みたいにしているんだよ。ベッツのバットもあるんだけど、そこに飾るんだ」

 満面の笑みで家宝にすることを明らかにしたペルドモは憧れの二刀流と会った緊張の瞬間を今でも忘れていない。

「うちには日本人トレーナーのヤザワさんがいるんだ。日本語を教えてもらったんだけど、すぐに忘れちゃってね。センガが助けてくれたんだよ。ヤザワさんに最初に教えてもらった言葉は『ゲンキデスカ?』。最初に会えた時には「ゲンキスカ? バットニサインクダサイ」と言えたんだよ。サインもらった後は『アリガトウ』とちゃんとお礼も言えたんだ」

 中日の主砲として知られた谷沢健一氏を父に持ち、ダイヤモンドバックスのアスレチックトレーナーを務める谷沢順子さんが日本語の師匠だ。緊張のあまり、覚えたはずの日本語を忘れた時には、メッツの千賀滉大もアシストしてくれたという。

「すごくいい選手で、最高の人間だから大好きなんだ」

 そんな憧れの存在に去就問題が浮上している。MLBネットワークのジョン・モロシ記者はダイヤモンドバックスとオリオールズがエンゼルスに大谷獲得の可能性を問い合わせたと報じた。

「そのニュース見たよ! どうなるか見て見たいね。でも、オオタニさんはヒーローだ。来てくれれば、オレたちが世界最強になるよ。オオタニサンはいつだって大歓迎だよ。彼はマイ・ニイサン。ビッグ・ニイサンなんだよ」

 ブラザーの日本語まで披露したペルドモは、ナ・リーグ西地区2位でプレーオフ争い中のチームへの二刀流の加入を熱望した。

「すごくいい選手で、最高の人間だから大好きなんだ。あんなにすごいのに謙虚だし、とにかく最高なんだ」

 最高気温46度のフェニックスよりも熱い大谷愛をペルドモは吐露していた。

(Full-Count編集部)

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