大谷翔平、登板1日前倒しを自ら提案 異例の決断も指揮官確信「ベストプランだ」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ネビン監督は二刀流の負担を考慮「ショウヘイ中心に計画する」

 エンゼルスの大谷翔平投手が27日(日本時間28日)に敵地で行われるタイガースとのダブルヘッダー第1試合に先発登板することが決まった。当初は28日(同29日)の敵地・ブルージェイズ戦に登板する予定だったが、異例の登板1日前倒し。フィル・ネビン監督は「正直言って、これは彼の提案だ」と舞台裏を明らかにした。

 26日(同27日)のタイガース戦が悪天候で雨天順延。27日(同28日)は指名打者で2試合に出場することが見込まれていた。ネビン監督は自信に満ちた表情で切り出した。

「ブルージェイズとの試合に登板しないことが決まったけど、全ての試合が大事だ。私たちはベストなショウヘイ・オオタニを必要としている。彼は自分の体のことを誰よりも知っている。金曜日(同29日)に登板させるより、明日登板した方が万全だと判断した。これがベストプランだ」

 27日(同28日)の試合後のデトロイトからトロントへの飛行機移動のことも考慮したという。

 その後は8月2日(同3日)の敵地・ブレーブス戦か、3日(同4日)の本拠地・マリナーズ戦に先発する。「彼の貢献度を考えると、従来通りショウヘイ中心に計画する。(大谷が明日登板することが)ベスト・シナリオだった。翌週のことは、数日後に考える」とネビン監督。ポストシーズン進出へ、二刀流をフル回転させる。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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