トラウト、大谷翔平のトレード消滅に興奮「ビッグニュース」　再契約も熱望「戻ってきて」

左手首手術でリハビリ中、27日に術後初めてバットを握る「毎日良くなっている」

■タイガース ー エンゼルス（日本時間28日・デトロイト）

　エンゼルスのマイク・トラウト外野手は27日（日本時間28日）、大谷翔平投手の今夏のトレード移籍が消滅したことについて、「ビッグニュースだ。ショウヘイについても様々な憶測があったが、どこにも行かないとは断言できなかったからね。いいことだ。興奮している」と大喜びした。

　今春のキャンプ中、今オフにFAとなる大谷の再契約交渉に“出馬”も辞さない考えを明かしていた。「彼と話したことはない。でも、フロントは戻ってきてほしいという明確なメッセージを伝えたと思うし、全員も同じ思いだ。彼の判断なので、見守ろう」と語った。

　移籍期限6日前の26日（同27日）にはホワイトソックスから通算59勝右腕ルーカス・ジオリトと中継ぎ右腕レイナルド・ロペスをトレードで獲得した。「シーズン序盤と同じように、フロントが勝ちたいと思っている。ペリー（ミナシアンGM）はマジックをしていて、アーティ（モレノオーナー）もこれを認めた。チームにとってはいいメッセージだ。前に進むだけだ」と力強く語った。

　7月上旬に左有鈎骨骨折で手術を受け、現在はリハビリ中。26日（同27日）に術後初めてバットを握った。「いつ復帰になるか分からないが、毎日良くなっていると感じている。できることは全てやるけど、（スイングまでは）地道なプロセスだ」と早期復帰へ意欲を燃やしていた。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）