大谷翔平、5回好機で申告敬遠 リーグ最多63四球…敵地に異例のブーイング

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場

■ブルージェイズ ー エンゼルス(日本時間30日・トロント)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、5回の第3打席で申告敬遠で歩かされた。敵地は騒然。一部では異例のブーイングが起きた。

 両軍無得点の5回1死二塁。大谷が打席に入ると、ブルージェイズ首脳陣は迷わず申告敬遠を指示した。リーグ最多の63四球。敬遠はリーグ2位の10敬遠となった。

 3回先頭では右腕マノアの低めシンカーを中堅方向へ。打球速度113.6マイル(約182.8キロ)と速かったが、二塁ベースへ悠々とスライディングした。1死後、ウォードの右飛で三塁へ進んだが、得点にはならなかった。

 前日28日(同29日)の同戦では初回に前日から3打席連続となる右越え39号ソロ。6回の左前打で今季30度目のマルチ安打をマークしたが、9回の好機で代打を送られて途中交代した。交代理由について、ネビン監督は「両ふくらはぎの痙攣(けいれん)」と明らかにした。不安を払拭する一発としたい。

 試合前まで54勝50敗で地区3位。ワイルドカード進出圏内へは4ゲーム差となっている。ポストシーズン争いへ、負けられない戦いが続いている。

(Full-Count編集部)

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