大谷翔平、2か月で24本塁打の躍動 史上初の偉業も…球宴後も失速せず勝負の8月へ

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MVPを獲得した2021年は7月終了時点で37HRも…8月以降に失速

 エンゼルスの大谷翔平投手は7月31日(日本時間1日)、敵地・ブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3試合ぶりのマルチ安打をマークした。チームも2連勝で貯金を5とし、7月を終えた。

 7月は投げては2勝2敗を記録。27日(同28日)のタイガース戦・ダブルヘッダー第1試合目では9回を投げて8奪三振、1安打無失点でメジャー初完投初完封をマークしたが、それまでの3登板で失点が多く、計25回1/3を投げて防御率は4.97だった。

 一方、野手としては6月からの好調をキープし、打率.282、9本塁打、14打点、OPS1.152をマークした。月間本塁打数はリーグトップで、月間MVPの2か月連続受賞にも注目が集まる。27日(同28日)の第2試合では2本塁打をマークし、ダブルヘッダー2試合で「完封&複数本塁打」を記録した史上初の選手となった。

 6月の成績と合わせると、50試合で24本塁打、43打点。直近2か月は平均して2試合で1本ペースで本塁打を放っていることになる。リーグMVPに輝いた2021年は球宴後、7月末まで14試合で4本塁打と少し失速したが、今季は球宴後でも16試合で7本塁打とペースを崩していない。

 2021年は7月終了時点で37本塁打を放っており、50本塁打到達、本塁打王へ期待の声が上がっていた。しかし8月に入って失速し、9月と合わせて58試合で9本にとどまった。7月最終戦となったこの日は、申告敬遠の場面もあったが、勝負された打席ではしっかりと結果を残しており、失速の気配はない。主力選手の離脱が相次ぐチームの中で、“四球攻め”は今後も加速しそうだが、本塁打量産といけるだろうか。

(Full-Count編集部)

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