大谷翔平、惨敗に“試合後10分”で帰路 悲劇の8月…チームに流れる重苦しい空気

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

アストロズに3-11で大敗…試合後には監督会見を待たずに帰路へ

■アストロズ 11ー3 エンゼルス(日本時間13日・ヒューストン)

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは12日(日本時間13日)、敵地・アストロズ戦に3-11で敗れ、2連敗を喫した。2戦連続で先発が7失点と試合を作れず、早々と試合の行方が決した。試合後のクラブハウスも2日続けて静寂が流れた。

 この日、先発したアンダーソンが4回にタッカーに3ランを浴びるなど、5回途中7失点で降板。大谷は6回に今季自己最速となる打球速度118.3マイル(約190.4キロ)の右翼フェンス直撃二塁打を放ち、2点目の本塁を踏んだが、今季ワーストとなる8試合連続ノーアーチとなった。

 試合終了後のクラブハウスの前、監督会見を待つ記者たちの前を、マイク・トラウト外野手が通り過ぎ、帰っていった。その後すぐに私服姿の大谷も現れ、水原一平通訳と帰路へ。まだ、試合が終わってから10分程度しか経っていなかった。

 今年4月、翌日のデーゲームで登板を控えた大谷にフィル・ネビン監督が「家に帰って休め」と告げるも、「大丈夫。勝った時に一緒にいて、みんなと握手したいから」と“早退”を拒否したことがあった。しかしこの日、9回の時点でベンチに大谷の姿はなかった。

 試合後の取材もネビン監督、アンダーソンが反省を述べただけで、過去最短級の約5分程度で終了した。トレード期限が近付いて補強したものの、8月に入って7連敗スタート。大逆転プレーオフへ必死に戦っているが、同地区アストロズとの2試合で22失点と、苦しい戦いが続いている。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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