初回3失点→ゼロ行進 粘投を生んだ千賀滉大の切り替え「“やられっぱ”は悔しい」

ブレーブス戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
ブレーブス戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

ブレーブス戦でチームの連敗を止める粘投を見せたメッツ・千賀

■メッツ 7ー6 ブレーブス(日本時間14日・ニューヨーク)

 メッツの千賀滉大投手は13日(日本時間14日)、本拠地ブレーブス戦に先発登板し、6回7奪三振3失点の粘りのピッチングで9勝目をマークした。試合後、囲み取材に応じた右腕は「とても貴重な1日になった」と、自身が投じた107球を振り返った。

 初回1死一、三塁からメジャー最多42本塁打のオルソンに四球を与えて満塁にすると、続くオズナに走者一掃の適時二塁打を浴び、いきなり3失点。「野球好きからみたら、笑えるような打線」(千賀)という強打者を並べたブレーブス相手に、速球主体で強気に攻めたのが裏目に出た。それでも、2回以降は「いろいろと(カーブなどの緩球も含めて)交ぜていこうというコーチのアドバイスもありましたし、いい対応ができました」。粘りの投球で6回までゼロに抑え、味方の逆転を呼び込んだ。

 メッツは前々日の同カードでは0-7、前日のダブルヘッダーも3-21、0-6と完敗。「ずっと“やられっぱ”は悔しい。だからこそ、先制点は取られても粘り強くいこうと切り替えられた」と、千賀は気持ちの面での成果も強調した。

「抑えた感覚はない」とはいえ、強打のブレーブス打線と対峙した経験は、メジャー1年目の貴重な糧になったようだ。「僕にとって大切な、貴重な1日になった。何が通用して何が足りないか、はっきりわかった。こういうチームをしっかり抑えることが、今の僕の目標になる。いい登板になった」と締めくくった。

(Full-Count編集部)

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