大谷翔平の“歴史的シーズン”をより輝かす 米注目の25歳「スピード&パワー」の二刀流

エンゼルス・大谷翔平(左)とブレーブスのロナルド・アクーニャJr.【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平(左)とブレーブスのロナルド・アクーニャJr.【写真:ロイター】

MLB公式が「同じ年に象徴的なシーズンを送った10組」を紹介

 史上初の2年連続「2桁勝利&2桁本塁打」を成し遂げたエンゼルス・大谷翔平投手。2023年は大谷の活躍だけでも既に“歴史的”ともいえるが、同じ年において、もう1人歴史的活躍を見せた選手がいると、そのシーズンの価値はより高まり、人々の記憶に刻まれるものになる。MLB公式サイトが、チームメートに限らず「同じ年に象徴的なシーズンを送った10組」と題し、過去の“ゴールデンコンビ”を記録とともに紹介している。

 記憶に新しいのは、昨年のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷だ。ジャッジはア・リーグ新記録の62本塁打、WAR11.5。一方の大谷も打者としてはOPS.875、投手としては219奪三振と特筆すべき数字を残した。リーグMVPにはジャッジが選出されたが、「この年でなければ、オオタニは文句なしで満票MVPの筆頭候補になっただろう」と記事では指摘している。

 また、2001年のバリー・ボンズ(MLB最多73本塁打、WAR12.5)とランディ・ジョンソン(防御率2.49、372奪三振)の投打のコンビや、1998年のマーク・マグワイア(70本塁打、長打率.752)とサミー・ソーサ(66本塁打、158打点)の、スリル満点のアーチ合戦を繰り広げた強打者コンビもピックアップ。さらに戦前までさかのぼって、1941年のジョー・ディマジオ(打率.406、WAR11.0)とテッド・ウィリアムズ(MLB記録の56試合連続安打)、1927年のベーブ・ルース(60本塁打、WAR12.9)とルー・ゲーリッグ(OPS1.240、WAR12.4)の“レジェンドコンビ”も紹介している。

 そして今年、“11組目”として名を連ねる可能性があるのが、大谷とロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)だ。

 記事では、13日(日本時間14日)の試合前の成績を挙げ、大谷については「投打合わせてのWARは8.1で、今世紀ではジャッジとボンズしか届いていない11WARのペース」と言及。そして、アクーニャJr.については「8月に入る前に20本塁打・50盗塁に到達した史上初の選手。年間37本塁打・75盗塁ペースで、その数字に到達すればMLB初の『30本塁打・70盗塁』達成者となる」と記している。

「投打」の二刀流と「パワー&スピード」の二刀流の共演で、2023年が永遠に語り継がれるシーズンになるのか。残り2か月の両者の活躍に注目だ。

(Full-Count編集部)

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