大谷翔平の打撃がチームを救う? データが裏付ける“勝負強さ”…メジャー1位の「5.7」

41号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
41号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

WPA/LIはフリーマンらを上回りメジャー1位の5.7

■エンゼルス 2ー1 アストロズ(日本時間14日・ヒューストン)

 またもチームに勝利をもたらす打撃だった。エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地・アストロズ戦に「2番・指名打者」で先発出場すると、6回に41号ソロを放った。チームは2-1で試合を制し、大谷の一撃が決勝点になった。8日(同9日)のジャイアンツ戦でも、初回に放った適時打が決勝点。チームの連敗を7で止める貴重な一打だった。まさに“救世主”とも言える活躍は、データの上でも証明されている。

「WPA/LI」という指標がある。選手のプレーによってどれだけチームの勝利の見込みが増減したかを表し、端的に言えば「勝負強さ」を示す数値だ。平均を0.0とし、3.0を超えれば優秀と言えるなか、今季の大谷は「5.7」をマーク(同14日時点)。

 これは、ナ・リーグOPS1位のフレディ・フリーマン内野手(ドジャース)の4.8、26本塁打&55盗塁のロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)の4.1を大きく引き離してメジャー1位。一般的に得点圏打率が「勝負強さ」を示す指標として使われることが多いが、「WPA/LI」は、例えば先制点、劣勢を追い付く一打など、重要な局面で活躍した際に加点がなされる。大事な場面で結果を残し、チームの勝利に直結するという観点でも、大谷は球界最高峰というのがデータが裏付けているわけだ。

 エンゼルスは借金1でプレーオフ進出が厳しい状況が続いているが、積み重ねた勝利には、大谷の“勝負強さ”が大きく貢献しているのは間違いない。

(Full-Count編集部)

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