エ軍15億円右腕の苦悩 加入後1勝3敗…PO進出キーマンのはずがまさかの低迷「最悪だ」

レンジャーズ戦で6回4失点登板だったエンゼルスのルーカス・ジオリト【写真:ロイター】
レンジャーズ戦で6回4失点登板だったエンゼルスのルーカス・ジオリト【写真:ロイター】

6回4失点で今季3敗目を喫したジオリト「野球は失敗することが多い」

■レンジャーズ 7ー3 エンゼルス(日本時間16日・アーリントン)

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは15日(日本時間16日)、敵地でレンジャーズに3-7で敗れ、今季ワーストの借金「3」となった。8月はこれで3勝11敗と大失速。ワイルドカードでのプレーオフ進出圏内からは8ゲーム差にまで広がった。試合後、先発したルーカス・ジオリト投手は「(ここ2週間は)最悪だ。野球は失敗することの多いタフなスポーツ」と肩を落とした。

 ジオリトは3回に無死一塁からセミエンに右翼へ適時三塁打を浴びると、続くシーガーに2ランを許し3点を先制された。6回7安打4失点で移籍後3敗目。「制球できなかった。シーガーには、ど真ん中に投げてしまった。そこに投げたら、打たれる」とうつむいた。

 7月末にホワイトソックスからトレードで移籍。今季年俸1040万ドル(約15億1300万円)の右腕はプレーオフ進出のキーマンとして期待された。しかし、移籍後は4登板で1勝3敗、防御率8.14。チームも8月は7連敗を喫するなど、3勝11敗。一時8あった貯金はすべて吐き出し、今季最悪の借金3となった。ジオリトは「ここにいる全員が頑張っている。でも、上手くいっていない。ここから巻き返すには、とても、とても、とてもいい野球をしなければいけない。それしか、できることはない」と悔しさをにじませた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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