大谷翔平獲得に「クラファン必要」 敵地で過熱…“空白の小切手”で「来るよう伝えて」

レンジャーズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
レンジャーズ戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

右翼席に「COME TO TEXAS」…大谷翔平獲得を熱望

■レンジャーズ 7ー3 エンゼルス(日本時間16日・アーリントン)

 突如現れた「COME TO TEXAS」――。15日(日本時間16日)、エンゼルスの大谷翔平投手に敵地・レンジャーズのファンが異例のチャントを行った。1打席ごとに「COME TO TEXAS」「We Want Shohei」の大合唱。ボードを作成したアレックス・ハーディさんは「(空白の)小切手を渡して、ここに来るよう伝えてください」と記者へお願いしてきた。

 この日、試合前のスタメン発表で大谷の名前がコールされると、敵地にもかかわらず、球場のファンから大喝采が起こった。右翼スタンドには1人1文字で「COME TO TEXAS」のボードが掲げられた。ハーディさんは「私がショウヘイのために作りました。レンジャーズに来てほしいです。必要な選手です! そして最高の選手です!」と“レンジャーズ大谷”の誕生を熱望する。

 7月にシアトルで行われたオールスター戦では「COME TO SEATTLE」の大合唱が沸き起こった。しかし、ハーディさんは「ノー、ノ―、ノー!」とマリナーズ入りを一蹴。現在レンジャーズは地区首位を走る。「テキサスの方が全てが上回っています!」と説いた。

 すでに大谷を獲得した時の打順も考えている。「2番か、3番でしょうね。マーカス(セミエン)、ショウヘイ、シーガーの並びになるでしょう。リーグトップ3の選手が連なることになります」と夢を膨らませていた。一方で、問題は10億ドル(約1449億円)ともいわれる膨大な年俸。ただ、ハーディさんは「必要なだけ支払うことだ」と断言。横にいた友人のブレイディ・ローニーさんも「クラウドファンディングが必要ですね」と笑っていた。ファンの間でも過熱する争奪戦。ハーディさんは“レンジャーズ大谷”を夢見て、外野席から熱い思いを送っていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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