低迷ヤ軍の“救世主”は大谷翔平? 賛否両論も…米識者提言「松井秀喜をリクルート役に」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

ヤンキースは121試合を消化して60勝61敗でア・リーグ東地区最下位

 名門ヤンキースが121試合を消化して60勝61敗でア・リーグ東地区最下位に沈んでいる。低迷打破へ、米識者はエンゼルスの大谷翔平投手獲得を提言。さらに「リクルート役」としてOBの松井秀喜氏を指名した。

 米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」で、同番組のアナリストを務めるロブ・パーカー氏が「チーム(の惨状)を見てください。ジャッジがいないと、マイナーリーガーの集まりのようです。見ていて酷い(チーム)ですし、ジャッジが戻ってきても(彼の)負担が大きすぎます。もっといい選手が必要です。スター選手を獲得しなければいけません」「ジャッジには相棒が必要です。ドジャースが(レッドソックスから)ムーキー・ベッツを獲得したときのように」と訴えた。

 同番組の司会を努めるブライアン・ケニー氏から「ヤンキースは誰を獲得すべきでしょうか?」と聞かれると、パーカー氏は「ショウヘイ・オオタニ!」と即答。さらに「獲得するために、ヒデキ・マツイをリクルート役に指名すべきです。マツイはニューヨークに来て、ワールドシリーズも制し、ワールドシリーズMVPまで獲得しました。ヤンキースタジアムでは、日本語が溢れかえりました。日本から来た観光客にとって、ヤンキースタジアムで観戦することは、自由の塔に行くことほど大事なことでした。(大谷を)今すぐ獲得すべきです!」と興奮気味にまくしたてた。

 しかしケニー氏は「ビジネス的には理解できますが、リスクとリターンを考えてください。1人に年俸5000万ドル(約72億5900万円)を費やすのですか? これは悲惨に向けての道のりではないでしょうか? ジャッジの相棒としてスタントンを獲得して、低空飛行をしているのではありませんか?」と冷静。「常勝球団ですが、現在は勝率5割(以下)。スタントン化(ジャッジの相棒に大金を費やすこと)やロドンのようなベテラン選手を獲得するチームの方針は全て上手くいっていません。ジャッジの契約は今のところ上手くいっていますが、FA市場で大金を費やすのは正しいやり方ではありません」と否定的だった。

(Full-Count編集部)

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