残り試合を欠場しても…大谷翔平は「満票MVP」 米大手メディアを驚愕させた“数値”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

米メディアがMLB両リーグのMVPを予測

■レイズ 9ー6 エンゼルス(日本時間19日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、本拠地・レイズ戦で自身2度目となる満塁本塁打を放った。これで今季のホームラン数は「43」となり、ブレーブスのマット・オルソンに並びメジャー全体でもトップタイに。投げてはすでに10勝を挙げて史上初の2年連続「2桁勝利&2桁本塁打」を達成しており、早くも「満票でのア・リーグMVPは確実」との声が出ている。

 米スポーツ局「ESPN」が同日試合前に公開した記事で、今季のMLB両リーグのMVPを予想。ナ・リーグについては「どうなる?」としたものの、ア・リーグについては「シーズン残りを全欠しても、おそらくは満票でMVPに選出されるだろう」とほぼ大谷“一択”である優勢ぶりを伝えた。

 理由としては第一に、打者としての特筆すべき数字だ(成績は日本時間18日時点)。「オオタニのOPS1.072はア・リーグで規定打席に達している中で、2位(ヤンディ・)ディアスの.907に大差をつけている。野手としてのWARだけを見ても、オオタニは(マーカス・)セミエンと並ぶ5.6。セミエンの価値の大半は(遊撃)守備にあること、そしてMVP投票者は打撃面での実績を重視する傾向にあり、オオタニが(野手としてだけの数字で)選出される可能性は大いにある」とした。

 それに加えて、投手としての記録もある。「あいにく彼は(打撃の)脇で少しピッチングもしていて、こちらではWAR3.7も稼いでいて……この数字はア・リーグ4位だ。これにより、彼はサイ・ヤング賞候補でもある」と記した。

 これまでに満票でのMVPは、2021年の大谷を含めて19人しかおらず、2度目の満票選手となれば史上初。背番号「17」は新たな勲章を得ることができるだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY