「在庫一掃セール」529億円軍団が半年で解体 常勝球団は崩壊…期待裏切った「大惨事」

メッツのバック・ショーウォルター監督【写真:ロイター】
メッツのバック・ショーウォルター監督【写真:ロイター】

NY紙の「2023年MLBの大惨事チームをランキング」、メッツが1位に選ばれた

 2023年のメジャーリーグも残り40試合ほどとなり、地区優勝争いやポストシーズン進出争いも佳境に入ってきた。一方で、前評判を裏切って苦しい状況に陥っているチームも多い。米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏は、期待外れだった5球団を紹介している。

「2023年MLBの大惨事チームをランキング」とのタイトルの記事で、1位に選ばれたのはメッツだ。開幕前に大補強を行い、年俸総額3億6400万ドル(約529億円)の銀河系軍団を作ったが、トレード期限を前に解体。「在庫一掃セール」と評しながら、健闘した選手として千賀滉大投手の名前を挙げている。

 2位のヤンキースは「目立たない成績な上に、退屈なチーム」。19日(日本時間29日)のレッドソックス戦に敗れて7連敗、借金3の最下位に低迷している。ヤディアー・モリーナとアルバート・プホルスが昨季限りで引退したカージナルスが3位。常勝軍団は2桁の借金を背負い、「道を見失った」と辛辣に言及されている。

 4位はホワイトソックス。ルイス・ロバートJr.やディラン・シーズら若きスターを揃えながら、浮上のきっかけを掴めない。「彼らが勝率5割を大きく下回っていることは、理解しがたい」。5位のパドレスは得失点差でリーグ上位ながら地区4位に沈む。投打が全く噛み合わず、「数字的には不可能」と評されている。

(Full-Count編集部)

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