首位打者の穴埋めのはずが…衝撃の打率.068 半月で“戦力外”の悲劇「非常に悪い」

ブルージェイズをDFAとなったポール・デヨング【写真:ロイター】
ブルージェイズをDFAとなったポール・デヨング【写真:ロイター】

今月ブルージェイズ加入も打率.068…デヨングがDFAとなった

 ブルージェイズは期限ギリギリの8月1日(日本時間2日)でカージナルスとの交換トレードで獲得したポール・デヨング内野手を、40人枠から外すDFA(事実上の戦力外)とした。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。2019年にオールスターに選出された30歳は、新天地で打率.068(44打数3安打)と不振にあえいでいた。

 現在ナ・リーグ中地区最下位で今夏は売り手に回っていたカージナルスから、トレードでブルージェイズに加入して約3週間でのDFA。元球宴選手に厳しい現実が突きつけられた。「トレード・ルーマーズ」によると、正遊撃手のボー・ビシェット内野手が負傷者リストから復帰したことで、デヨングが弾きだされた。

 元々デヨングは、膝を痛め離脱となったビシェットの穴埋めとしてブルージェイズに加入。レイズのヤンディ・ディアス内野手と激しい首位打者争いを演じているビシェットに対し、デヨングは期待に沿うことができなかった。記事は「不運にも、デヨングのブルージェイズで過ごした時間は非常に悪いものだ」と伝えている。

 2017年にルーキーで25本塁打。2019年には159試合で30本塁打をマークし、オールスターにも選出された。ただ、昨年は77試合出場にとどまり、今季はカージナルスで81試合に出場して打率.233。そしてブルージェイズでは全く精彩を欠いてDFAとなり「驚くほど不安定なキャリア」と酷評された。

 記事は「デヨングが平均に迫る攻撃力と手堅い守備力を維持できていたら、(ビシェット離脱中の)優れた一時しのぎになり得た」と解説。「活躍していれば、ビシェットが復帰後も二塁でプレーすることがあったかもしれない。なぜなら(二塁の)ウィット・メリフィールドは外野も守れるからだ」と説明する。しかし、「所属が変わった後、デヨングの貢献度は完全に急降下した」と述べている。

(Full-Count編集部)

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