大谷翔平はメキシコでも大人気「誰もが見ている」 国境超えて観戦…元同僚が明かす熱狂

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

日本ハム時代のチームメート、メンドーサ氏が語るメキシコでの知名度

 エンゼルス・大谷翔平投手の人気ぶりは、今や日米間だけではない。日本ハム時代にチームメートだったルイス・メンドーサ氏が18日(日本時間19日)の本拠地・レイズ戦を観戦。母国・メキシコでも「誰もが彼を観ている。ラテン系の人々がショウへイを観ている」と熱狂ぶりを明かした。

 メンドーサ氏は2014年から2017年途中まで日本ハムに在籍。当時は水原一平氏が通訳を務めていた。この日、レイズ側にランディ・アロサレーナ外野手やアイザック・パレデス内野手ら今季のWBCメキシコ代表が在籍していることもあり、ロッテなどで活躍した友人のルイス・クルーズ氏とともに観戦した。

 今でも大谷とは連絡を取るが「イッペイとの方が多い。ショウへイは野球に集中しているからね」。良好な関係を築いているという。今年の活躍については「信じられないよ」と一言。本塁打王のタイトルについても「多分取れるよ。願わくは60本打ってほしい。今43本でしょ? (60本に届く)チャンスはあると思うね」と太鼓判を押す。

 メンドーサ氏の母国メキシコでも大谷は有名人だという。「エンゼルスがダイヤモンドバックスの本拠地を訪れたら大勢が集まるだろう。メキシコから人々が観に来る。彼は(メキシコでは)とても有名だ」。今季、レギュラーシーズンではプレーする機会はなかったが、メキシコに近いアリゾナ州にはメキシコ人が集まるという。

 大谷は今オフにFAとなり、去就が注目されている。18日(同19日)にはメンドーサ氏の前で43号満塁弾を放った。「願わくば彼には優勝するチームに行ってもらいたいね。それが本人が望んでいることだとも思うし。ワールドシリーズで優勝できるチームに行くことをね。そうなったらすばらしいね」と願う。大谷の人気は海を渡った後、大陸を縦断し、国境を越えていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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