最下位低迷も「声援は変わらなかった」 オリの日本一チアが感謝するファンの優しさ

BsGirlsのREINAさん【写真:荒川祐史】
BsGirlsのREINAさん【写真:荒川祐史】

今年で5年目を迎えるパフォーマンスリーダーのREINAさん

 総勢14人で構成されるオリックスの公式ダンス&ヴォーカルユニット「BsGirls」。Full-Countでは選手とともに「We can do it!」を合言葉に奮闘するメンバーの素顔を取り上げていく。第3回は、今年で加入5年目を迎え、チームの“リーダー格”として活躍するREINAさんにスポットをあてる。

 学生時代は大好きだったダンスに明け暮れ、2018年に行われたオーディションでは順調に選考を突破した。「これが私のやりたかったこと。最終選考では全員がいる中で合格者が発表されて。心臓に悪かったです(笑)」と話す。大阪出身の負けず嫌い。REINAさんは飛び切りの笑顔と、キレのあるダンスが評価され合格通知を受け取った。

 夢が叶い、連日ハードなレッスンが続くなかでも「楽しさしかなかった」と振り返るも、当初は苦しい時期が続いた。“ルーキーイヤー”の2019年はいきなりオールスターの舞台を経験するも、チームは最下位。さらに翌年も2年連続で最下位を経験した。

「悔しい結果が続いてましたが、ファンの皆様の声援はいつも変わらなかった。それがとても素敵で。どんどん夢(優勝)に近づいていく過程を見ることができて幸せでした。球場にもどんどん活気がみなぎってきました」

BsGirlsのREINAさん【写真:荒川祐史】
BsGirlsのREINAさん【写真:荒川祐史】

休日はアウトドアに出かけ、自宅では本格的なパン作りでリフレッシュ

 REINAさんの夢は現実になる。2021年に中嶋聡監督が就任すると、チームは25年ぶりのリーグ制覇。さらに2022年はリーグ連覇、そして26年ぶりの日本一にも輝いた。「夢みたいな景色を見ることができました」。加入当時は先輩についていくのに必死だったが、徐々に後輩も増え、立場も変わってきた。

 転機になったのは、2021年のリーダー・CHALさん(現球団職員)の卒業だった。8年間グループを支えた大先輩から「REINAなら絶対大丈夫」と言葉を受け、意識は変わった。「上に立つことは苦手でしたが、私も頑張らないといけない。頼もしい後輩たちに支えてもらっている」と語る。現在はパフォーマンスリーダーに抜擢され、ダンスの振付などを後輩に指導している。

 シーズン中はほとんど休みなく活動している。ホーム球場ではパフォーマンスを続け、チームが遠征の際はレッスンの日々。束の間の休日はアウトドアに出かけ、自宅では本格的なパン作りでリフレッシュしている。

「球場やステージに立つ瞬間に『私は幸せ者』と思い、この時間を大切にしています。選手が活躍する姿をみて自分自身もパワーを貰えますし、私たちも力になりたい。ファンの皆様と目指すのはもちろん、リーグ3連覇、日本一連覇です」

【写真】スタイリッシュなパフォーマンスで魅了する「BsGirls」のREINAさん 笑顔溢れる写真ギャラリー

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