ドジャースは大谷翔平争奪戦から撤退も? 米記者指摘「潜在的なリスク高まっている」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

「ドジャースの今の成功がある理由の1つは、編成部長が市場で保守的だったから」

 今オフにFAとなるエンゼルスの大谷翔平投手は、右肘の内側側副靭帯損傷のため残りの試合で登板しないことが決まった。去就にどう影響を及ぼすのか注目が集まる中、米スポーツ局「ESPN」のバスター・オルニー記者は、ドジャースが積極的に動かない可能性を述べた。

「ショウヘイ・オオタニが怪我をしたことで、彼のFAに対してどんな意味を持っているのか」との見出しで報じられた記事で「リスク回避型のドジャースは、もはや積極的に獲得を狙う球団ではないのかもしれない」と指摘した。

 ドジャースは昨オフ、最高のFA選手たちの獲得を見送ったこともあり、ライバル球団のフロントは、ドジャースが大谷を狙うために経済面で蓄えていると想定していた。しかし「オオタニの二刀流の選手としての未来は不透明となった今、ドジャースの今の成功がある理由の1つは、編成本部長のアンドリュ―・フリードマンが市場で保守的なやり方で仕事をしていたからだ。ドジャースは高い総年俸でありながら、近年の彼らはリスク回避型となっている」と分析。

 1つの例として、フレディ・フリーマン内野手とFA契約を結んだ際、ブレーブスが争奪戦から撤退するまでオファーを出さなかったことに触れた。さらに生え抜きのクレイトン・カーショー投手は、ここ数年は単年契約で残留となっていることもある。なおカーショーとは2022年3月と同年12月に再契約している。

 投手・大谷としての今後は不透明な状態とあって「潜在的なリスクは高まっている。今回の件(大谷の靭帯損傷)が、オオタニに対するドジャースが持つ熱意にどれだけ影響するかはまだわからない。しかしながら、フリードマンは投機的な投資に対して大金を費やすことについては、前向きだった試しはない」と同局。靭帯損傷はどんな影響を与えるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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