野球の神様を超えた“伝説の3年間” 大谷翔平に米賛辞「こんな活躍、誰もいない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

米メディアがここ3年の二刀流フル回転を絶賛

 エンゼルスの大谷翔平投手は、右肘の内側側副靭帯損傷のため、投手としての今季は終了することとなった。それでも打者としては、ここまで両リーグ単独トップの44本塁打を放つなど、各打撃指標でキャリアハイを記録する勢いだ。二刀流として鮮烈な輝きを見せてきた大谷に、米メディアは「過去にこんな活躍をした選手は、誰もいない」と賛辞を送っている。

 大谷の故障報道を受け、米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は公式X(旧ツイッター)に「早期回復を願っているよ、ショウヘイ……そして、またしてもMVPシーズンを送った君を祝福する」と発信した。投稿には、今季のア・リーグのWAR上位の選手たちも記載され、「8.6」を記録している二刀流が堂々のトップとなっている。2位のボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)が「5.1」で、文句なしで独走状態となっている。

 続けて「過去3年間で124本塁打を放ち、542三振を奪った。ベーブ・ルースは、30本塁打以上したシーズンで3人より多く(4人以上)の打者から三振を奪ったことは、一度もない」とも説明。“野球の神様”を超える、メジャーの歴史上、類を見ない功績を讃えた。大谷は2021年から3年連続で30本塁打&150奪三振を達成しており、ルースが到達できなかった領域に足を踏み入れている。

 手術の有無を含めた右肘の治療について、現時点で不透明な部分は多いが、球団は24日(日本時間25日)に、残り試合に野手としての出場を継続することを発表。打者として、さらに成績を伸ばす可能性は残された。野球の“固定観念”を変えた大谷の活躍は、米メディアにも強烈なインパクトを与え続けているようだ。

(Full-Count編集部)

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