7年358億円契約も…わずか1勝で引退へ 世界一立役者に悪夢の連続「悲しい終わり方」

ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ【写真:ロイター】
ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ【写真:ロイター】

ストラスバーグが今季で引退との報道

 ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が今季限りで引退する予定だと、24日(日本時間25日)に「MLBネットワーク」のマーク・フェインサンド記者が伝えた。

 同記者はX(旧ツイッター)で「関係者によると、ストラスバーグは引退する。彼は健康上の理由で引退をするため、残りの契約も支払われることになると、その関係者は明かしている」と投稿。2019年オフには7年2億4500万ドル(約357億9300万円)の契約を結んだが、その金額に見合う活躍をすることは、結局できなかった。

 逸材として注目されたストラスバーグは、2009年のドラフト全体1位でナショナルズから指名を受けた。代理人はスコット・ボラス氏が担当し、当時のドラフト史上最高額となる4年1510万ドル(約22億円)の契約で入団した。2012年に15勝を挙げると、2013年からは6年連続で2桁勝利をマーク。2019年に18勝を挙げて最多勝に輝き、ワールドシリーズでMVPを獲得した。

 しかしその後は怪我に悩まされ、2020年から現時点まで8先発で1勝4敗となっている。米国で各スポーツの選手契約情報を伝えるサイト「スポットラック」によると、2029年まで続く後払いの金額を含めると、右腕が得るキャリア総額は3億5100万ドル(約513億円)を超えるとしている。

 フェインサンド記者の投稿には「悔やんでも悔やみきれない……」「これは悲しい。調子がいい時の彼は素晴らしかった」「悲しい終わり方だが、彼の2019年のポストシーズンでの活躍は忘れ去られることはない。ビーストだった」と、悲しみの声が寄せられている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY