大谷翔平、右肘故障で219億円の損失か 米識者はド軍入り提言「非常に運営が良い」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

米ラジオ番組でカワード氏が「彼はエンゼルスを離れると思う」

 今オフFAとなるエンゼルスの大谷翔平投手は右肘内側側副靱帯を損傷し、今季の残り試合は登板しないことが決まった。去就に関する報道が過熱しているが、米ラジオ局「FOXスポーツ・ラジオ」の番組「The Herd with Colin Cowherd」で、著名なスポーツコメンテーターであるコリン・カワード氏が、ドジャース入りを提言した。

 大谷の故障は、カワード氏にとっても悲しいニュースだった。「私は最近15年の選手の中で、デレク・ジーターとアレックス・ロドリゲス以外では、ショウへイ・オオタニの話を一番多くしてきた。彼の投手人生は危機にさらられている」とガッカリだ。

 契約に影響を及ぼすことは必至で「彼は巨額を損失を受けることになる。トミー・ジョン手術が必要となれば5年間で2度目。正直に言おう。投球と打撃(を両方やること)は、多分持続可能ではなかった。それでも彼は本塁打リーグトップだし、素晴らしいアスリートだし、よく動ける。(それなりの)金額はもらうだろうが、おそらく投手の部分では1億5000万ドル(約219億6000万円)は失った可能性がある。オオタニは今季タイガース相手に1安打完封勝利をあげた。その数時間後に2本塁打した。これは持続可能ではない。彼はすでに29歳だ。体には限界がある」と警鐘を鳴らす。

 そして「彼はエンゼルスを離れると思う。皆さんは“プレーオフ争いさえできなかった。マイク・トラウトは負傷者リストに逆戻り”と思っているだろう。エンゼルスは呪われているか、運営方法が悪いかどちらかだ。私は彼ら(エンゼルス)の医師団を今後信頼できるか分からない。この1年間は、ドジャースがオオタニのために準備をしているように感じた」と分析した。

 カーショーが1年契約、ベリンジャーが退団(現カブス)したこともあり「州間高速道路5号線を北上すれば1時間で(アナハイムからロサンゼルスに)着く。私は、彼はドジャースの一員になると思う。西海岸が居心地がいい。彼がエンゼルスでプレーするのが好きなのは知っているし、エンゼルスを責めるわけではないが、ドジャースは非常に運営が良いので彼の周りに才能ある選手たちを置いくことができる」と“推薦”する。

「エンゼルスが彼に市場価値に見合った額を払わなければならないとして、トラウトが健康な時期より怪我をしている時期が多くなっている今、彼(大谷)の周りに誰を置くことができるんだ? だからブレーブス、アストロズ、メッツといった、彼を補完する選手が複数いるチームに行かなければならない。二刀流選手を見ると、いつまでできるんだろうと思う。彼(大谷)は今でも素晴らしいパワーヒッターだから、どこかが巨額を支払うだろうし、そうあるべきだ」と指摘していた。

(Full-Count編集部)

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