殊勲打なのに顔面蒼白 「打たなければよかった」…ベンチも怒り心頭の“衝撃大失敗”|球界群像 川又米利#9
元中日監督の星野仙一氏(左)と川又米利氏【写真:本人提供】川又米利氏が振り返る“やらかし”…フライをグラブに当て、打球はスタンドイン
どやされて、どやされて、どやされて……。元中日の川又米利氏(野球評論家)は星野仙一監督に何度も怒られたという。実際“やらかしプレー”も多く、土壇場の9回裏に同点タイムリーを打ったにもかかわらず、走塁ミスで闘将に激怒されたシーンはテレビ番組の珍プレーで、何度も取り上げられている。そのプレーも含めて、指揮官からのカミナリにつながった出来事を振り返ってもらった。
川又氏が「よくどやされました」と言って、まず口にしたのが“ベース踏み忘れ事件”だ。「あれは広島戦でした。無死一塁で僕が送りバントして、ピッチャー前にいったんかな。ピッチャーがセカンドに投げてフォースアウト。で、正田(耕三内野手)が一塁カバーに来ていて、その足がベースの上にあったんです。僕は人がいいから、踏んじゃったら、正田が怪我すると思って、飛び越えちゃった。それでアウトになったんです」。
すぐさま星野監督がグラウンドに出てきた。「監督は『何でアウトだ』って抗議に来たんだけど、審判に『ノーベース』と言われて納得するしかない。怒りながら引き揚げていった。その後、怒られた。何て言われたかは忘れたけど、どやされました」。この話には続きがある。「その後、甲子園で同じようなことがあった。僕がファーストゴロを打って、一塁カバーに入った(投手の)御子柴(進)の足がベースの上にあったんです」。
同点タイムリーも送球間に二塁進まず…星野監督は激怒
(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
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