エ軍の解体は「伝えなかった」 指揮官は現場一丸を強調も…12失点大敗に落胆を隠せず

フィリーズ戦後の取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:川村虎大】
フィリーズ戦後の取材に応じたエンゼルスのフィル・ネビン監督【写真:川村虎大】

ネビン監督「エ軍解体は影響しない。フロントの決断なので伝えなかった」

■フィリーズ 12ー7 エンゼルス(日本時間30日・フィラデルフィア)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・フィリーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、5打数3安打2打点をマークした。打率.307に上げ、打点王争いでもトップに3点差に迫った。チームは12失点を喫して3連敗。今季ワーストの借金7となった。

 試合前にルーカス・ジオリト投手、ハンター・レンフロー、ランダル・グリチック両外野手ら主力6選手がウェーバー公示にかけられたと報じられた。チームへの影響を問われ、ネビン監督は「ノー。それは私たちに影響しない、フロントの決断なので伝えなかった。試合をプレーして、勝つこと(に集中した)」と首を横に振った。

 ウェーバーにかけられたと報じられた6選手のうちレンフロー、グリチックは先発フル出場。グリチックが移籍後初の3安打と躍動したが、勝ち星に結び付かなかった。「通常通り。5回まではいい野球ができていたと思うけど、勝てなかった」と肩を落とした。

 チームは5回まで2点リードしていたものの、6回に一挙6失点。13安打12失点では勝てない。「ゲームプランは良かったけど、(フィリーズ先発の)マイケル(ローレンゼン)が素晴らしいボールを投げていた。いい打撃が出来ていたけど、6回以降、試合が変わってしまった」。さすがの熱血漢も元気がない様子だった。

(Full-Count編集部)

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