昨年まで10年連続ドラフト指名 四国IL徳島コーチが明かす育成力、選手に必要な覚悟
徳島インディゴソックス・橋本球史コーチ【写真:喜岡桜】10年連続NPBからドラフト指名…徳島インディゴソックスの橋本球史コーチ
今年のプロ野球ドラフト会議は10月26日に行われる。大学では明大が昨年まで13年連続指名を受けているが、独立リーグでは四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスが10年連続指名されている。なぜ、独立リーグから毎年NPBに選手を輩出できるのか。その秘密を就任6年目の橋本球史コーチが明かしてくれた。
高校、大学、社会人の“名門”に比べて厳しい環境下でも、NPBへの意識は最も高いと自負している。橋本コーチは城西大城西(東京)、城西国際大を経て徳島インディゴソックスでプレー。ドラフト指名されることはなく、2018年から同チームで守備走塁コーチを務めている。
「最初は独立リーグからドラフト指名されて凄いと。そこから年数を重ねるごとにハードルは上がっていきました。そうすると集まる選手のレベルも自然と高くなる。『ここに入ったらプロ(NPB)に行ける』と、本気で目指す選手の集まりになるので、色々な誘惑に足を引っ張られない環境になっているのも大きいです」
3打数3安打1本塁打でも「相手のレベルが低ければ、評価はしづらい」
高校なら甲子園、大学なら日本選手権や神宮大会、社会人なら都市対抗などレベルの高い選手が集まる大会で結果を残せば、プロの評価は必然的に上がっていく。独立リーグで難しいのは結果を残しても「独立だから」とあまり評価されないところだ。だからこそ、最も求めているのが他者に影響されない結果や数字だという。
「スカウトが見に来ている試合で、とれだけ目立つことができるか。投手なら150キロという数字、打者なら肩の強さ、足の速さなどを重視する。例えば3打数3安打1本塁打の成績を残しても相手投手のレベルが低ければ、どれだけ打っても評価はしづらい。
言い方は悪いかもしれないが、評価されるのは単純な数字。スカウトの方とも話すのですが、技術よりポテンシャル。野手は基本的に育成なので、獲って育てたいと思う選手が大事になってきます」
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)