大谷翔平に期待される“究極の偉業” 打撃7部門トップ…イチロー以来2人目の快挙も

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

44本塁打、101得点、OPS1.071など打撃7部門でリーグトップ

 エンゼルスの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)の敵地・アスレチックス戦から13連戦に臨む。8月23日(同24日)に右肘内側側副靱帯の損傷が発覚し、今季の残り試合に登板せずに打者に専念。打撃3冠王のタイトル争いに期待が高まる中で二刀流として、究極の偉業「セクスタプル100」も見えている。

 大谷は2021年のシーズン最終戦で自身初のシーズン100打点に到達。同年に138安打、103得点、130回1/3、156奪三振と合わせて、投打混合5部門で100超え「クインティプル100」を記録した。今季は100得点、149安打、132投球回、167奪三振と4部門でクリア。今後、期待されるのは打点と四球だ。

 ここまでの94打点、84四球はシーズン換算なら113打点、101四球ペース。2021年の96四球がシーズン自己最多となっているが、今季は投打6部門で100超え「セクスタプル100」の偉業も期待できそうだ。

 ここまで44本塁打を放ち、リーグの本塁打王争いでは2位のホワイトソックス・ロバートJr.に9本差。2000年にグロースが記録した「球団記録のシーズン47本塁打」、さらに松井秀喜の「通算175本塁打」の更新は射程圏だ。また、打撃成績では44本塁打、101得点、出塁率.410、長打率.661、OPS1.071、8三塁打、85四球と7部門でリーグトップだ。

 さらに今季150安打はリーグ4位。トップのマリナーズ・ロドリゲス(153安打)に3本差で、仮にトップとなれば、日本選手では2010年イチロー以来13年ぶり2人目の「リーグ最多安打」となる。打者・大谷にとってはシーズン最終戦まで目が離せない展開は続く。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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