プロ&大学で大活躍…昨年の侍U-18の現在地 1軍でHRの外野手、神宮沸かせる大砲も

巨人・浅野翔吾(左)とDeNA・松尾汐恩【写真:荒川祐史】
巨人・浅野翔吾(左)とDeNA・松尾汐恩【写真:荒川祐史】

6人がプロへ…巨人・浅野は初アーチを記録、DeNA松尾は2軍で84試合出場

「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ(W杯)」(台湾)が8月31日に開幕。野球日本代表「侍ジャパン」U-18代表は1日に初戦に臨む。昨年米国で開催された「第30回W杯」に出場し、銅メダルを獲得した侍戦士は今どうしているだろうか。1年後の現在地を検証する。(記録は8月30日時点)

 20人の代表のうち、プロの世界に進んだのは6人。ドラフト1位指名は巨人・浅野翔吾外野手(高松商)とDeNA・松尾汐恩捕手(大阪桐蔭)だ。浅野は7月7日に1軍初登録され、同21日に抹消された後に8月11日に再登録され、奮闘中だ。17試合で打率.278(18打数5安打)をマークし、18日の広島戦でプロ初本塁打を放った。

 松尾は2軍で84試合に出場。打率.263、4本塁打をマークしている。巨人には育成3位で吉村優聖歩投手(明徳義塾)、育成9位で森本哲星投手(市船橋)が入団。両左腕ともまだ2軍で登板していない。

 西武にはドラフト3位で野田海人捕手(九州国際大付)、同5位で山田陽翔投手(近江)が入団した。野田はファームで12試合出場、打率.154となっている。山田はファームで2登板し、防御率12.27。今後の飛躍が期待される。

青学大・渡部はベストナイン…日本一にも貢献、明大・内海は六大学1本塁打

 明大に進学した内海優太内野手(広陵)は春季リーグ7試合に出場、打率.333をマーク。慶大戦でリーグ戦初本打を放っている。法大に進んだ藤森康淳内野手(天理)は5試合出場で打率.333を残した。

 青学大の渡部海捕手(智弁和歌山)は1年春からレギュラーを獲得した。11試合で打率.282をマークし、ベストナインを受賞。リーグ戦と日本選手権優勝に大きく貢献した。中大に進んだ伊藤櫂人内野手(大阪桐蔭)は春季リーグで2本塁打、安田淳平外野手(聖光学院)は7試合に出場、1本塁打をマークした。

 宮原明弥投手(海星)は東都2部の専大、鈴木斗偉内野手(山梨学院)は日体大、黒田義信外野手(九州国際大付)は東日本国際大で出場機会を得ている。海老根優大外野手(大阪桐蔭)も社会人のSUBARUで力を付けている。新たなカテゴリーで存在感を示す選手たちは今後、どんな成長曲線を描くだろうか。

(Full-Count編集部)

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