侍U-18、馬淵監督が試合前から“ゲキ” 主将が入院…思い代弁「絶対に落とせない」

試合前の取材に応じたU-18日本代表・馬淵史郎監督【写真:荒川祐史】
試合前の取材に応じたU-18日本代表・馬淵史郎監督【写真:荒川祐史】

主将の小林隼翔が頭部検査のため入院

 主将不在のアクシデントも、チーム一丸で乗り越える。高校日本代表「侍ジャパン」は4日、台湾(台北)で行われている「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」でベネズエラと対戦する。試合前、日本高野連は、3日の米国戦で激突した小林隼翔内野手(広陵)が病院で検査を受け、そのまま入院すると発表。馬淵史郎監督は「小林が帰ってくるまで、みんなが力を合わせて。絶対に落とせない試合です」とナインを鼓舞した。

 米国戦の4回に、打球を追って左翼手の橋本航河外野手(仙台育英)と激突。ともに試合終了までプレーは続けたものの、試合後に病院を受診し、小林は大事を取って入院した。指揮官は「本人は至って元気で、試合に出たいと言っている。ただ、頭のことなので、しっかり経過を見て」と無事を祈った。

 小林は「左脇腹の打撲」と診断。激突した際に負傷し「骨には異常はないけども、投げるのが痛いかも」と馬淵監督は心配した。小林は米国戦では4番で出場するなど、今大会10打数6安打の打率.600、4打点と中心を担う存在なだけに、離脱となれば痛い。

 小林が守っていた遊撃には、副主将の山田脩也内野手(仙台育英)が「2番・遊撃」でスタメン出場。馬淵監督は「とにかく全勝で(スーパーラウンドに)行こうということ。小林が帰ってくるまで、みんなが力を合わせて。絶対に落とせない試合」と主将の思いも代弁した。

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