吉田正尚「本塁打がすごく注目される」 米国で感じた日米の“価値観”の違い

15号を放ったレッドソックス・吉田正尚【写真:ロイター】
15号を放ったレッドソックス・吉田正尚【写真:ロイター】

8回の第4打席にメジャー初の2試合連発となる15号2ラン

■Rソックス 7ー3 レイズ(日本時間5日・セントピーターズバーグ)

 レッドソックスの吉田正尚外野手が4日(日本時間5日)、敵地で行われたレイズ戦で、メジャーでは初めての2試合連発となる15号2ランを放った。メジャー1年目の日本選手のシーズン本塁打数では、2005年の井口資仁に並ぶ4位タイとなったが、試合後には米国で感じる“本塁打の価値”を語った。

 5-3の8回2死一塁。右腕キトレッジの2球目の高めのシンカーを捉えてセンター左に突き刺した。1打席目は見逃し三振、2打席目は空振り三振も、3打席目の左前打に続いて快音を響かせ「最初はなかなか自分のスイングができなかったんですけど、投手も変わりましたし、その後からは速い球をセンター方向、逆方向に出せたかなと思います」と振り返った。

 メジャー1年目でもしっかり自分の打撃を見せている吉田。本塁打について聞かれると「基本は自分のいいスイングができれば本塁打になると思っています。こっち(米国)にきてから長打だったり、本塁打が凄く注目されるというのは感じますね。安打も大事なんですけど、今日のカサズ(6回に逆転3ラン)もそうですけど、一発が本当に流れが変わるなというのは、日本もそうでしたけど、アメリカ来て本当に感じます」と率直な思いを語った。

 8月は月間打率.261とやや苦しんだが、9月は同.385と再び調子を上げている。「明らかに攻め方だったり変わってきていると思いますし、でもいたちごっこじゃないですけど研究されての繰り返しだと思います。日本でもそれはずっとやってきた事だと思いますので、アメリカに来ても変わらない」と頼もしい。「申告敬遠もないですし、どんどんファーストストライクからきますし、立ち遅れてしまうケースが自分の中でもありますので、どんどん自分から仕掛けていかないといけないなというのは感じます」と話した。

(Full-Count編集部)

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