9月の躍進で「チーム背負えること証明」 鈴木誠也、16号&4安打に地元局キーマン指名

ジャイアンツ戦で16号を放ったカブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】
ジャイアンツ戦で16号を放ったカブス・鈴木誠也【写真:Getty Images】

2点ビハインドの7回に同点2ラン&4安打で逆転勝利に貢献

■カブス 11ー8 ジャイアンツ(日本時間6日・シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手が5日(日本時間6日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦に「6番・右翼」で先発出場した。7回に2試合連発となる16号2ランを放つなど、5打数4安打3打点でチームの逆転勝利に貢献。この活躍に地元放送局も「なんという夜だったことでしょう」と大興奮だった。

 2点ビハインドで迎えた7回1死一塁での第4打席。下手投げの右腕・ヘルズリーの5球目を捉えると、打球は左翼席に突き刺さった。打球速度107.7マイル(約173.3キロ)、打球角度26度、飛距離408フィート(約124.4メートル)の豪快弾には、ファンもベンチも大熱狂となった。この一発で息を吹き返したカブスは、6点を奪い逆転に成功。3連勝を飾った。

 本塁打を含む4安打を放った鈴木の活躍に、現地放送局も着目。解説を務めたクリフ・フロイド氏は「とても積極的なバッティングをしている」とコメント。さらには、「彼は4試合スタメンを外された。現実を把握したんだ。誰だってベンチにいたくない。彼は状態と気持ちの持ちようさえよければ、チームを背負って立てることを証明した」と、スタメン復帰後の集中力を絶賛していた。

 さらに、シカゴのラジオ局「670 The Score」などでレポーターを務めるクリス・エマ氏が自身のX(旧ツイッター)で鈴木の直近25試合の成績について、「7本塁打、18打点、打率.362/出塁率.408/長打率.676。今季のOPSは.807に上がった。彼は後半戦に入ってのチームの躍進のカギとなっている」と投稿。8月は打率.321、9月もここまで打率.400を記録している打棒に注目した。

 首位ブルワーズをゲーム差「2.5」で追いかけるカブス。逆転地区優勝に向けて、好調・鈴木の存在が必要不可欠となっている。

(Full-Count編集部)

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