山川穂高に待つ試練の道 出場停止解除に信頼回復は必須、過去にはそのまま引退の例も

西武・山川穂高【写真:小林靖】
西武・山川穂高【写真:小林靖】

復帰、移籍、退団…無期限出場停止処分を受けた選手のその後

 西武・山川穂高内野手にとって、試練の“復帰ロード”になる。5月に強制性交等の疑いで書類送検され、不起訴処分となった中、今月4日には球団から無期限の公式試合出場停止処分が発表された。再びグラウンドに立つ可能性は残されたが、処分が解除されるためには、球団やファンの理解や信頼回復が不可欠となる。過去に同様の処分を受けた選手には、猛省の末に復帰を果たした選手や、そのまま退団し現役を終えた選手もいる。

 近年では、2020年8月20日に、西武・佐藤龍世内野手と相内誠投手が、新型コロナウイルス感染予防に関する球団の内規違反と、道交法違反が判明し、無期限の対外試合出場禁止とユニホーム着用禁止の処分を受けた。同年オフに相内は戦力外通告を受け退団、そのまま現役を引退した。佐藤龍の処分は同12月に解除され、2021年オフに交換トレードで日本ハムに移籍。1年後には再度トレードで西武に復帰している。

 2021年1月には、ロッテの清田育宏外野手が新型コロナ対策の球団内規違反で無期限謹慎(無期限活動停止)の処分を受けた。同年5月1日に一度処分が解除されるも、さらなる違反が判明し、同23日に契約解除となった。その後、2023年3月にルートインBCリーグの埼玉武蔵に入団してプレーしていたが、8月に今季限りでの現役引退が発表され、9月3日に引退試合が行われた。

 さらに2021年を振り返ると、8月に当時日本ハムの中田翔内野手がチーム内での暴行問題で、無期限出場停止処分に。20日後に巨人への無償トレードが発表され、処分も解除された。移籍直後こそ不振に苦しんだが、その後は、貴重な長距離砲として活躍している。

 近年の処分を見ると、反省のため一定期間の“禊”を済ませ復帰を果たした選手も少なくない。練習参加は認められるが、試合勘を養う実戦の場を踏めないのはデメリット。トレーニングだけでは越えられない障壁となるだろう。仮に処分が解除され復帰したとしても、第一線に戻るためには解決していかないといけない課題は少なくない。

(Full-Count編集部)

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