馬淵監督「感無量です」 悲願の世界一に万感…効いた小技戦法「私はそれしかできない」

世界一に輝いた侍U-18代表・馬淵史郎監督【写真:荒川祐史】
世界一に輝いた侍U-18代表・馬淵史郎監督【写真:荒川祐史】

完投勝利のエース前田は「本当、大した投手です」

 高校日本代表「侍ジャパン」は10日、台湾(台北)で行われた「第31回 WBSC U-18 ベースボールワールドカップ」決勝戦で台湾に2-1で勝利。悲願の初優勝を飾った。指揮を執った馬淵史郎監督は「感無量ですね」と感慨に浸った。

 馬淵イズムが結集された逆転劇。1点を追う4回、無死一塁から犠打→セーフティ→スクイズと3者連続バントで逆転した。「スモールベースボールを掲げて…ミスもあったが良かったと思います。他のやり方もあるんでしょうけど、私はそれしかできない。そういう選手を選びました」と語った。

 エース前田悠伍投手が92球を投げて1失点完投。「よう投げました。さすがですよ。105球まで行くぞと伝えていた。本当大した投手です」と絶賛する。4回にセーフティバントを成功させた丸田湊斗外野手(慶応)はについては「本人がやっていいですかと言ってきた。あれ、大きかったですね」と称えた。

 多くの先輩たちが届かなかった頂点に立った。「今まで金メダルを取れず、なんとか自分たちの代で取ろうじゃないかとやってきた。取れて良かったです」と声を振り絞った。

(Full-Count編集部)

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