球場熱狂の超速反応は「守備で金を取れる」 捕球→即送球の神判断が「エグすぎる」

好守を見せた巨人・吉川尚輝【写真:矢口亨】
好守を見せた巨人・吉川尚輝【写真:矢口亨】

抜ければ同点のピンチも、冷静に捌いた神判断は「何回みてもエグすぎる」

■巨人 2ー1 中日(10日・東京ドーム)

 球際の強さが勝負を分けた場面だった。巨人は10日、本拠地で中日と対戦し2-1で接戦をものにした。8回1死三塁、一打出れば同点に追いつかれる場面で、二塁・吉川尚輝内野手が見せた好守に、ファンから「捕ってから速すぎる」「アウトとれてなければ流れ変わってた」と称賛の声が集まっている。

 1点リードで迎えた8回、4番手のアルベルト・バルドナード投手がマウンドに上がった。先頭の代打・大島洋平外野手に中前打を許すと、犠打と捕逸で1死三塁のピンチに。1番のブライト健太外野手が、フルカウントからの140キロチェンジアップを逆らわずに打ち返した。前進守備を敷いていた内野の間を抜けるかと思った打球に、吉川が素早く反応。逆シングルで捕球すると、すかさず本塁に送球。スタートしていた三走・三好大倫外野手の懸命のヘッドスライディングも捕手・大城卓三のタッチが早く、間一髪でアウトとなった。“幻”の同点打となったブライトは呆然。中日・立浪監督も憮然とした表情で、見つめるだけだった。

 この場面を「DAZN」がX(旧ツイッター)で動画を公開すると、「すべての動作の細部まで神経が張り巡らされたスーパープレー」「何回みてもエグすぎる」「送球も強いしドンピシャすぎる」と、ファンから次々とコメントが寄せられた。さらには、抜群の身体能力と広い守備範囲で何度もチームを救う姿に、「守備で金を取れる選手」「神やん」と、守備での貢献度を称えるファンも多く見られた。

 現在、巨人はリーグ4位。CS圏内の3位・DeNAとのゲーム差は「1.5」となっている。残り17試合、逆転CSに向けて負けられないチームにとって、吉川の守備力は欠かせないものとなっている。

(Full-Count編集部)

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