打率.304→.214…85億円契約が「ゾッとする開幕」 50試合本塁打ゼロは「終わりの始まり」

アストロズのホセ・アブレイユ【写真:ロイター】
アストロズのホセ・アブレイユ【写真:ロイター】

メジャー屈指の好打者アブレイユ、移籍最初の50試合で打率.214、0本塁打

 2年連続で打点王にも輝いたメジャー屈指の好打者が、移籍した途端に不振に苦しんでいる。36歳のホセ・アブレイユ外野手は、オフにアストロズと3年5850万ドル(約85億9400万円)で大型契約。しかし、昨季打率.304をマークした打棒は別人のようになり、今季ここまで打率.238に低迷している。

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が、今季最も期待外れだった選手の一人にあげた。アストロズは世界一にも貢献したユリ・グリエル内野手の後釜として、メジャー9年間でムラなく好成績を残してきたアブレイユに白羽の矢を立てた。しかし、最初の50試合で打率.214、0本塁打と躓いた。

 同メディアは「少なくともホセ・アブレイユはゾッとするようなスタートからある程度は復調した」と言及。それでも、94試合を終えて打率.238までしか戻せず「それは“プレーできない状態”から“代替え可能な選手レベルのパフォーマンス”へと復調したにすぎない」と辛辣に評している。

 記事では、昨季までのファングラフス社のWARが年平均3.04だったことを紹介。しかし今季は-0.8として大きく価値を落とし「予想外の失墜。これが終わりの始まりではなく、単に1年だけの不振だったことを願うしかない」としている。

(Full-Count編集部)

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