大谷翔平は「違うメンタリティ」の持ち主 米解説者が代弁…契約全うへの強い“責任感”

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

元ロッテ監督のバレンタイン氏がプレーを望む大谷の気持ちを代弁

■エンゼルス 8ー5 マリナーズ(日本時間12日・シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地で行われたマリナーズ戦の先発メンバーから外れ、8試合連続の欠場となった。休みなく投打でフル回転してきた大谷にとって、右肘や右脇腹の故障で野球ができないことは忸怩たる思いがあるに違いない。そうした背番号「17」の思いを、日本でもお馴染みの解説者が“代弁”している。

 エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」で大谷の思いを代弁したのは、解説を務める元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏。司会者のパトリック・オニール氏から「なぜ彼(大谷)はプレーすることを望んでいるのでしょうか?」と尋ねられると、「(普通の選手とは)違うメンタリティを持っているのです」と力説した。

「記録やホームランのためではなく、“プレーすること”が彼の仕事なのです。プレーをするからこそ給料が支払われていると考え、健康な状態ならば『契約を全うしたい』と思っています。多くの人にとって変に感じるかもしれませんが、彼はそういう思考の持ち主なのです」

 チームはプレーオフ出場が絶望的で、オフにはFAが控える。それだけに「なぜ大谷は治療に専念しないのか」といぶかる人も多いが、それだけ野球をすることが好きであり、責任感が強いということだろう。「彼の人柄を表していますね。明日には戻ってくることを期待しています」と司会のオニール氏。多くのファンも同じように、万全に近い状態で大谷がグラウンドに姿を見せることを望んでいる。

(Full-Count編集部)

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