止まらぬ野戦病院化…最強右腕、打点王、新人王候補 首位快走から一転“試練の20試合”

緊急降板となったレンジャーズのマックス・シャーザー【写真:Getty Images】
緊急降板となったレンジャーズのマックス・シャーザー【写真:Getty Images】

レンジャーズのシャーザーは、右上腕三頭筋のけいれんで緊急降板となった

 レンジャーズのマックス・シャーザー投手は12日(日本時間13日)、敵地でのブルージェイズ戦に先発登板したが、6回途中に緊急降板となった。MLB公式サイトが右上腕三頭筋のけいれんと伝えたが、大混戦のア・リーグ西地区で優勝を争うレンジャーズにとっては一大事になりそうだ。

 本命のアストロズに加え、エンゼルスも補強に動く中、大方の予想に反して前半戦では首位を快走。しかし、後半戦に入ると失速し、三つ巴の大混戦になっている。ここに来て4連勝と盛り返したが、首位のアストロズに1ゲーム差の2位。3位のマリナーズとも0.5ゲーム差と気を抜けない状況だ。

 そんな中、レンジャーズの故障者が止まらない。エースのジェイコブ・デグロム投手がトミー・ジョン手術で今季絶望になると、新人王を争っていたジョシュ・ヤング内野手が左手親指の骨折で長期離脱。打点王だったアドリス・ガルシア外野手は、7日(同8日)に右膝蓋腱の張りで負傷者リスト(IL)入りした。

 同じ地区では、エンゼルスも故障者が続出し、ポストシーズン進出の可能性がほぼなくなってしまった。大谷翔平投手も右肘の靭帯損傷で投手として今季絶望となり、現在は右脇腹を痛めて9試合連続で欠場している。残り20試合、ライバルのレンジャーズは、試練を乗り越えることができるのか注目だ。

(Full-Count編集部)

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