千賀滉大の“お化けフォーク”がメジャー1位 強打者を圧倒…異次元威力の「60.0」

ダイヤモンドバックス戦に登板したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
ダイヤモンドバックス戦に登板したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

「スイングに対しての空振り率」で千賀のフォークがメジャートップ

■メッツ 11ー1 Dバックス(日本時間15日・ニューヨーク)

 メッツの千賀滉大投手は、14日(日本時間15日)のダイヤモンドバックス戦に先発し、6回2安打無失点の内容で11勝目を挙げた。5回まで毎回2三振ずつを奪う奪三振ショーで、5度目の2桁三振となる10K。決め球の“お化けフォーク”も冴え渡り、チームの11-1の快勝劇の立役者となった。この日も10個のうち8個が空振り三振だったが、千賀の勝負球がいかに相手打者の脅威になっているかを示す数字を米メディアが紹介している。

 米スポーツ局「MLBネットワーク」が同日、MLB投手の1球種に対するWhiff%(スイングに対しての空振り率)の上位をX(旧ツイッター)に投稿。それによると、千賀の“ゴースト・フォーク”は60.0%でメジャートップ。つまり、打者は10回振って6回は空振りしている計算だ。千賀に続くのは、スペンサー・ストライダー(ブレーブス)のスライダー:56.7%、ブレイク・スネル(パドレス)のカーブ:54.9%、シェーン・マクラナハン(レイズ)のチェンジアップ:54.1%、ジオバニー・ガジェゴス(カージナルス)のスライダー:50.9%だった。

 メジャーの強打者たちも容易に打てないフォークと剛速球を武器に、いよいよ、自身が目標とする“1シーズン完走”、さらには新人王の栄誉にも近づいてきている。

【実際の映像】メジャーの強打者もかすらず…千賀滉大の切れ味抜群“お化けフォーク”

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