504億円同僚が激賞…千賀滉大は「新人王に値する」 防御率4位、敵将も唸った投球術

ダイヤモンドバックス戦に登板したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
ダイヤモンドバックス戦に登板したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

MLB公式が千賀滉大に「ナ・リーグ新人王とサイ・ヤング賞へ向けて強力な後押し」

■メッツ 11ー1 Dバックス(日本時間15日・ニューヨーク)

 メッツの千賀滉大投手が14日(日本時間15日)、本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦に先発し、6回2安打無失点で今季11勝目を挙げた。防御率2.95はメジャー4位となった。好投を続ける千賀にMLB公式も「新人王を受賞する可能性は非常に高い」と分析した。

 MLB公式は「スタートから素晴らしかった。ナ・リーグ新人王とサイ・ヤング賞へ向けて強力な後押しをした」と評価を高めた。10三振を奪う力投に、10年3億4100万ドル(約504億円)の契約を結ぶ同僚のフランシスコ・リンドーア内野手も「彼は自分に忠実でありつづけ、打者のスイングを読むことを学んだ。それはとても重要なことだ。彼の今季やってきたことは、新人王に値すると僕は思う。おそらく球界で最もタフなディビジョンのひとつで、彼は11勝を挙げた。彼の貢献は大きく、チームで最も安定した選手だ」と絶賛した。

 敵将も“お手上げ”の投球術だった。ヤクルトでのプレー経験もあるダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は「彼(千賀)は球速を変えていた。95マイルから98マイル(約153キロから158キロ)の範囲のボールを投げて、それを中心に巧みに組み立ていった」と評価。さらには「カーブ、スライダー、フォークという3つの球種を効果的に使っていたね。我々は彼に十分なプレッシャーをかけることができなかった。彼は自由自在に投げているようだった。褒めるしかない」と脱帽するしかなかった。

(Full-Count編集部)

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