トラウトの「最も合う移籍先」を米メディア予想 トレード案が浮上…FA大谷と気になる動向

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】

トラウトに「最も合う移籍先」を推測

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手のトレード報道に球界が大注目している。米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」では「早速、トレード先を予想してみた。”元”エンゼルスとなる日はそう遠くないかもしれない」と報じられている。

 エンゼルスが今季に好成績を残せず、今オフFAとなる大谷翔平投手との将来も厳しくなっていると噂される中、USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者は「この冬、トラウトがトレードを希望すれば(エンゼルスは)それに応じる」と報じた。仮に、トラウトが最終的にトレードを要求したとしても、実現させるのは複雑なタスクとなる。

 同記事では「最も合う移籍先」を推測している。メジャー生活13年間で、キャリアOPS.994は現役メジャーリーガーのトップ。現役選手でトラウト以上の実績を持つ選手はいないということだ。ただ、トラウトは32歳になり、怪我が多く、2016年以来フルシーズンを通して出場したことがない。さらに現在の契約では、2030年の38歳のシーズンまで、まだ2億4820万ドル(約367億円)の支払いが残っている。そのため、エンゼルスは金銭的負担を受け入れるか、他の選手とパッケージにするなど、クリエイティブな対応が必要になるだろうと同記事では指摘されている。

トラウトのトレード先候補と3つの案

 同記事ではトラウトのトレード先候補の1位にフィリーズを挙げている。トラウトの故郷であるニュージャージー州ミルビルがフィラデルフィアから車で1時間足らずのところにあり、彼がNFLチーム、フィラデルフィア・イーグルスのファンあることは、周知の事実である。トラウトとハーパーがともにプレーすることは「なんとクールなことだろう」と表現されている。

 トレード案の1つとして、フィリーズがトラウトと6500万ドル(約96億円)を得て、エンゼルスはニック・カステヤノス外野手とミック・エイベル投手を獲得するという案がある。

 トレード先候補の2位にはドジャースの名前が挙がる。トラウトが加入すれば、ムーキー・ベッツ外野手への負担が減る。さらに、JD・マルティネス外野手は主にDHで今年限りの契約だという。トレード案としてはドジャースがトラウトとパトリック・サンドバル投手と7000万ドル(約104億円)を獲得。エンゼルスがトニー・ゴンソリン投手とダルトン・ラッシング捕手を獲得する案がある。

 さらに、トレード先の候補に挙がるのはパドレスだ。マニー・マチャド内野手、フアン・ソト外野手、フェルナンド・タティスJr.外野手、ザンダー・ボガーツ内野手のラインアップに強打者を加えたいと考えているのなら、トラウト以上の存在はいない。トレード案としてはパドレスがトラウトと6500万ドル(約96億円)を獲得。エンゼルスがジェイク・クローネンワース内野手とディラン・レスコ投手を獲得する案がある。

 大谷だけでなく、トラウトの動向も気になる今オフ。ストーブリーグから目が離せなくなる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY