中日の“切り札”は恐怖の9番 ほぼ強打者…投手転向後のほうが「スイング鋭い」

中日・根尾昂【写真:荒川祐史】
中日・根尾昂【写真:荒川祐史】

5回の第2打席では痛烈な打球で今季初安打

■中日 ー 広島(18日・バンテリンドーム)

 中日・根尾昂投手は18日、バンテリンドームで行われた広島戦で今季初登板初先発。7回途中を4安打2奪三振1失点(自責0)の好投だった。打撃でも第2打席で痛烈な右前打を放った。この“野手顔負け”の当たりに「ピッチャーになってからのほうがスイングが鋭い」と、ファンも注目している。

 2点リードで迎えた4回、2死から石橋康太捕手が中前打を放ち、9番の根尾に打席が回ってきた。広島先発・森の143キロを捉えると、打球は一瞬で右前打に。鋭いスイングに場内の中日ファンからは大きな拍手が送られた。打った根尾も塁上で満足そうな表情を見せた。この一打でチャンスを広げると、続く岡林勇希外野手が中前適時打を放ちリードを広げた。

 期待の若竜の活躍にファンも大興奮。「DAZN」公式X(旧ツイッター)が、この一打を公開すると、「竜の希望」「1人で打って1人で抑えられるやん」「毎試合代打待機しててもいいくらい鋭いスイング」「大阪桐蔭の5番打ってた男やからな」とコメントが相次いだ。初勝利はお預けとなったが、未来の中日を支える“二刀流”の躍動は、最下位に沈むチームにとって明るい材料となったのは間違いない。

(Full-Count編集部)

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