千賀滉大、11勝&191Kでも見えぬ“新人王” 「差」は縮まらずも…9月は驚異の追い上げ

メッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
メッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

9月絶好調の千賀だが、MLB公式「新人パワーランク」で3位のまま

 メッツの千賀滉大投手はメジャー1年目にして出色の働き。ここまで27登板で11勝7敗、191奪三振、リーグ5位の防御率2.95をマークしている。ただ、MLB公式サイトが毎月選定する「最新のルーキー・パワーランキング」では3位(ナ・リーグ2位)で変わらず。快投続きも上位との差はなかなか縮まらない。

 千賀は9月、3登板で1勝0敗、防御率1.42。QS率100%をマークするなど抜群の安定感で、チームのローテーションを支えている。ただ、MLB公式のルーキーランキングで順位は動かない。

 記事では「センガの卓越したラストスパートのおかげで、ナ・リーグ新人王の話題は少し面白くなった」と解説。「直近の4先発では37奪三振と防御率1.75。年間200奪三振にも迫りつつある。少し四球が多めだが、ここまでメッツの期待にすべて応えているし、彼が新人王の最終候補にならないことは想像しがたい」と評価している。

 1位はダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手。ここまで打率.279、24本塁打、47盗塁をマークしている23歳について、記事は「後半戦はパワーの面では少し衰えているが、総合的な数字は議論の余地がない。オールラウンドに貢献している」などと論評している。

 記事によると、このランキングはMLB公式の評価部門「MLBパイプライン」の専門家が、新人王を受賞する可能性が最も高いと思う選手について毎月投票を実施している。重要なのは「今、誰が受賞するかではなく、最終的にだれが受賞するかを見極めている」としている。

 ちなみにレッドソックスの吉田正尚外野手は7位(ア・リーグ4位)。前回から1つ順位が上がった。「トータルの数字は堅調なままで、メジャー初のフルシーズンとしては非常に良い」と評している。

(Full-Count編集部)

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