“個性”溢れる日本ハム2008年入団組 谷元&大野奨は今季で引退…稀代のムードメーカーも

中日・大野奨太、日本ハム・中島卓也、中日・谷元圭介(左から)【写真:小西亮、矢口亨、荒川祐史】
中日・大野奨太、日本ハム・中島卓也、中日・谷元圭介(左から)【写真:小西亮、矢口亨、荒川祐史】

日ハムは2008年ドラフトで7選手を指名…現役は中島卓也だけに

 中日・谷元圭介投手、大野奨太捕手の今季限りでの現役引退が今月15日に発表された。2人は元日本ハムで、2008年ドラフトで指名された同期選手。日本ハムがこの年に指名した7選手は様々な形で活躍した。

 大野は東洋大からドラフト1位で入団し、1年目の2009年からから77試合に出場。巨人との日本シリーズでは新人捕手初のスタメンマスクを被った。2016年には自己最多109試合出場で日本一に貢献。初のゴールデングラブ賞にも輝いた。2017年には侍ジャパンの一員としてWBCに出場。同年オフに中日へFA移籍した。

 谷元は社会人野球のバイタルネットからドラフト7位入団。身長167センチと小柄ながら2014年から3年連続50試合以上に登板した。2016年日本シリーズでは胴上げ投手に。2017年はオールスター出場も、直後の7月末日に中日へトレードとなった。

 7選手のうち、唯一人の現役となったのが5位入団の中島卓也内野手だ。4年目から出場機会を増やし、7年目の2015年に盗塁王を獲得し、遊撃手のベストナインを受賞。日本代表として同年の「第1回WBSCプレミア12」に出場した。2016年の日本一にも貢献した。

ドラ6入団の杉谷はユーティリティで活躍…ドラ2榊原は2010年新人王

 ドラフト6位で入団したのが杉谷拳士内野手だった。2年目の2010年に当時のイースタン記録となる133安打をマーク。翌2011年から出場機会を得てユーティリティとして活躍した。2019年5月23日の楽天戦では令和初の左右打席本塁打を達成した。球界屈指のムードメーカーとしても人気を集め、惜しまれながら昨季限りで引退した。

 ドラフト2位入団の榊原諒投手は2年目の2010年に39登板、10勝1敗6セーブ、防御率2.63をマークして新人王。先発は1試合のみで白星は全て救援だった。翌2011年も60登板で23ホールド、防御率1.66と活躍した。

 矢貫俊之投手はドラフト3位入団し、4年目に頭角を現すと、翌2013年には57登板で13ホールド。オールスターにも出場した。2015年途中に巨人へ移籍し、現在は3軍投手コーチを務める。同4位の左腕・土屋健二投手は日本ハムでは在籍4年で4登板に終わったが、DeNA移籍1年目の2013年に2勝を挙げた。

(Full-Count編集部)

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