「一番怠慢な外野集団」 529億円“金満球団”の壮絶転落劇…ベテランが明かす内情

メッツ時代のトミー・ファム【写真:Getty Images】
メッツ時代のトミー・ファム【写真:Getty Images】

大型補強実らずメッツはPO進出が消滅…ファムが語った

 開幕前に大型補強を行ったメッツが、まさかの転落を見せている。21日(日本時間22日)のフィリーズ戦に敗れてシーズン負け越しが決定すると、22日(同23日)も黒星を喫してポストシーズン進出の可能性が消滅した。今季メジャー1位となるチーム年俸総額3億6400万ドル(約529億円)の“金満球団”に何が起きているのだろうか。

 スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「壮大な失敗を直接経験した人々への綿密なインタビューを行い、4億4500万ドルというメジャーリーグ史上最も巨額の資金を投じたメッツが、いかにして大崩壊してしまったのか内幕を紹介する」として、トミー・ファム外野手が語った内容を紹介した。

 大富豪のスティーブ・コーエン氏がオーナーを務めるメッツは近年、大型補強を展開している。昨季開幕前にはサイ・ヤング賞3度のマックス・シャーザー投手と3年総額1億3000万ドル(約197億円)で契約を結び、今季は同じく3度の受賞歴のあるジャスティン・バーランダー投手を2年8600万ドル(約127億円)、守護神のエドウィン・ディアス投手と5年1億200万ドル(約177億円)で再契約、さらにソフトバンクから千賀滉大投手も5年総額7500万ドル(約111億円)を迎え入れ、“銀河系軍団”を形成した。

 しかしファムは「ひどい6月だった」と明かす。試合後や遠征中の食事で選手同士でしばしば話し合っていたそうで、「アトランタでスイープを喫した後、ファム、エドゥアルド・エスコバー、フランシスコ・アルバレス、フランシスコ・リンドーアは、ピッツバーグのレストランで食事をしたが、その時、チームが改善する必要がある分野について話し合った」と同メディア。経験豊富な35歳のファムは厳しい姿勢で知られており、クラブハウスで何人かのプレーヤーがビリヤードなどのゲームを頻繁にやっていることが気になっていた。

 そんなファムは、リンドーアの責任感の強さをリスペクト。「今まで自分がプレーしたチームの中で一番怠慢な外野手(の集団)だった」と明かしたという。これに対する意見は様々だった。同メディアは「ファムの記憶では、レストランにいた選手たちは彼の言葉を受け入れているようだった。しかし、(この話を聞いて)ジェフ・マクニールは『ここの選手は超プロフェッショナルだ』『みんなプレーする準備ができていて、やるべきことをやっている』と反論した」と説明。

 ファムのコメントを聞いたある選手は「チームの結果が伴わなかったから」とこの発言に理解を示しつつ、「指摘できる要因はたくさんある」「どれなのかはわからない」と不振の一番の原因を分かっていなかったそうで、記事では「問題はそこだったのかもしれない」と厳しい意見が述べられた。

(Full-Count編集部)

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