内川&藤田引退で“風前の灯” タイトル獲得者多数輩出も…現役わずかの「1982年世代」

DeNA・藤田一也、オリックス・比嘉幹貴、巨人・中島宏之、大分B-リングス・内川聖一(写真はヤクルト時代)(左から)【写真:町田利衣、荒川祐史】
DeNA・藤田一也、オリックス・比嘉幹貴、巨人・中島宏之、大分B-リングス・内川聖一(写真はヤクルト時代)(左から)【写真:町田利衣、荒川祐史】

NPBの現役選手は残り2人…中島は通算2000安打まで残り72本

 今季限りでの現役引退を表明しているDeNA・藤田一也内野手が、23日の本拠地・中日戦に表明後初めて代打で出場し、場内から歓声を浴びた。藤田は1982年生まれの41歳で、21日に同じく引退を表明した大分B-リングスの内川聖一内野手とは、共に横浜(現DeNA)で戦った同級生。かつて、NPBで一大勢力を誇った「1982年世代」も、現役選手の数は“風前の灯”となっている。

 内川は大分工から2000年のドラフト1位で、藤田は近大から2004年のドラフト4巡目で横浜に入団。二遊間のレギュラーを争う間柄でもあったが、石井琢朗や種田仁、仁志敏久らベテラン勢の壁を越えられなかった。内川は外野・一塁への転向によって打撃力が開花し、2008年に首位打者。ソフトバンクに移籍した2011年には史上2人目の「両リーグ首位打者」の栄誉を得た。藤田もまた、守備力は入団時から一級品だったものの打撃面でのインパクトを残せずにいたが、2012年途中に楽天に移籍すると攻守にわたり活躍。2013年には楽天初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献しベストナインにも輝いた。

 2人の同世代には、他にも内海哲也(元巨人ほか)、攝津正(元ソフトバンク)、土谷鉄平(元楽天ほか)、畠山和洋(元ヤクルト)、片岡治大(元西武ほか)、亀井善行(元巨人)、赤松真人(元広島)らがおり、タイトルホルダーが目白押しの一大勢力だった。しかし、現役としてユニホームを着るのは内川と藤田の引退によってわずか2人となってしまった。

 1人目は巨人の中島宏之内野手。兵庫・伊丹北高から2000年のドラフト5位で西武に入団し、2004年にメッツに移籍した松井稼頭央(現監督)に代わって正遊撃手に定着。2009年には第2回ワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)代表として内川、亀井、片岡、内海らと共に世界一に貢献し、シーズンでも最多安打、最高出塁率のタイトルを獲得した。メジャー挑戦を経て2015年にオリックス、2019年に巨人に移籍。通算1928安打と2000本の大台に迫っているが、今季はわずか8試合の出場にとどまっている。

 2人目はオリックス・比嘉幹貴投手だ。沖縄・コザ高、国際武道大、日立製作所を経て2009年ドラフト2位で入団した。2014年に自己最多の62試合に登板後は右肩痛の影響で登板機会を減らしたが、2018年から再び出場を増やし、2021、2022年と連覇に貢献。今季も31試合を投げて2勝0敗6ホールド、防御率2.25と奮闘し3連覇を支えた。15日に登録抹消となっているが、一昨年も昨年も日本シリーズでの好投が光っただけに、経験豊富な救援サイド右腕のポストシーズンでの活躍に期待したい。

(Full-Count編集部)

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